2021年5月25日 (仮訳)イラン産のConiochaeta属2新種 Asgari, B. & Zare, R. 2006. Two new Coniochaeta species from Iran. Nova Hedwigia. Available at: https://www.schweizerbart.de/papers/nova_hedwigia/detail/82/73052/Two_new_Coniochaeta_species_from_Iran [Accessed May 25, 2021] 【R3-08445】2021/5/25投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ イラン、東アーザルバーイジャーン州からConiochaeta gamsiiおよびC. velutinosaの2新種を記載した。 両種ともオオムギの葉に発生しており、イランからの本属菌の報告は初となった。 前者は子嚢胞子の両端が突出してNodulisporium属類似アナモルフを有し、後者はLecythophora属類似のアナモルフを有していた。 Bonab, East Azerbaijan, Iran (新種) Coniochaeta gamsii Asgari & Zare 語源…Walter Gams氏に献名 【よく似た種との区別】 Coniochaeta caffra 子嚢のサイズが類似している 子嚢の形状が類似している 子嚢内部における子嚢胞子の位置が類似している 子嚢胞子のサイズが類似している 子嚢胞子の形状が類似している 本種より子嚢殻のサイズが小さい 本種と異なり子嚢殻が倒洋梨形 本種と異なり子嚢殻上部および孔口付近に剛毛を有する 本種と異なり子嚢胞子が楕円状~紡錘状で両端が突出するのではなく両端がやや尖った楕円形 本種と異なり子嚢胞子に顕著な油滴を含むのではなく含まない 本種と異なりアナモルフが知られていない Coniochaeta calva 子嚢胞子が楕円形~紡錘状 本種と子嚢胞子のサイズが異なる 本種と異なり子嚢胞子の両端が突出するという特徴を欠く Coniochaeta niesslii 子嚢胞子が楕円形~紡錘状 本種と子嚢胞子のサイズが異なる 本種と異なり子嚢胞子の両端が突出するという特徴を欠く Coniochaeta ambigua 子嚢胞子が楕円形~紡錘状 本種と子嚢胞子のサイズが異なる 本種と異なり子嚢胞子の両端が突出するという特徴を欠く Coniochaeta caryotae 子嚢胞子が楕円形~紡錘状 本種と子嚢胞子のサイズが異なる 本種と異なり子嚢胞子の両端が突出するという特徴を欠く Coniochaeta elaeicola 子嚢胞子が楕円形~紡錘状 本種と子嚢胞子のサイズが異なる 本種と異なり子嚢胞子の両端が突出するという特徴を欠く Coniochaeta ellipsoidea 子嚢胞子が楕円形~紡錘状 本種と子嚢胞子のサイズが異なる 本種と異なり子嚢胞子の両端が突出するという特徴を欠く Coniochaeta pulveracea 子嚢胞子が楕円形~紡錘状 本種と子嚢胞子のサイズが異なる 本種と異なり子嚢胞子の両端が突出するという特徴を欠く Lecythophora spp. アナモルフの形態が類似している 分生子柄が未分化である 分生子形成細胞が末端生または節間生である 分生子形成細胞の側面に不明瞭な開口部を有する 本種と異なり分生子形成細胞にカラレットを有する 本種と異なり分生子が粘質の頭状をなす 本種と異なり出芽型分生子をシンポジオ状に連続して生じるという特徴を欠く 本種と異なり分生子がかなり薄壁という特徴を欠く Nodulisporium radians アナモルフの形態がいくぶん類似している 本種と異なりシンネマを形成する Nodulisporium acervatum アナモルフの形態がいくぶん類似している 本種と異なりシンネマを形成する Rhopalostroma gracile 分生子柄がモノネマである 分生子の形状が類似している 本種と異なり分生子柄が2-3叉分岐する 本種より分生子の幅が広い Daldinia decipiens 分生子柄がモノネマである 分生子の形状が類似している 本種と異なり分生子柄が2-3叉分岐する 本種より分生子の幅が広い Daldinia loculata 分生子柄がモノネマである 分生子の形状が類似している 本種と異なり分生子柄が2-3叉分岐する 本種より分生子の幅が広い Daldinia fissa(ツボミタケ) 分生子柄がモノネマである 分生子の形状が類似している 本種と異なり分生子柄が2-3叉分岐する 本種より分生子の幅が広い Daldinia mexicana 分生子柄がモノネマである 分生子の形状が類似している 本種と異なり分生子柄が2-3叉分岐する 本種より分生子の幅が広い Osku, East Azerbaijan Province, Iran (新種) Coniochaeta velutinosa Asgari & Zare 語源…Coniochaeta velutina類似の 【よく似た種との区別】 Coniochaeta velutina アナモルフの形態が類似している コロニーの形態が類似している 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子が僅かに盤状、僅かに不規則形~卵状、楕円形~広楕円形 本種より分生子のサイズが比較的小さい 本種と異なり分生子が卵形 本種と異なり二次分生子を形成する Coniochaeta leucoplaca 子嚢胞子の形状が類似している 厚壁胞子を有する 本種より子嚢胞子のサイズが主に小さい Coniochaeta alkalivirens 本種と異なり子嚢殻表面が無毛 本種より子嚢胞子が長い 本種と異なり子嚢胞子が盤状ではなく側面視で類紡錘形 Coniochaeta ligniaria 子嚢胞子の形態が類似している アナモルフの形態が類似している 本種と異なり子嚢殻の剛毛が主に孔口周囲に生じるのではなくしばしば子嚢殻の壁全体を覆う 本種と異なり子嚢殻の剛毛が鈍頭ではなく鋭頭 本種より子嚢胞子の幅が広い 本種と異なり子嚢胞子が広楕円形 本種と異なり分生子形成細胞に顕著なLecythophora属類似のカラレットを有する 本種と異なり二次分生子を形成する Coniochaeta albidomucosa 子嚢胞子の形態が類似している 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子が球形 Coniochaeta malacotricha 子嚢胞子のサイズの範囲が重なる 本種より子嚢果の最大サイズが小さい 本種と異なり子嚢果が類球形~洋梨形 本種と異なり子嚢果表面が剛毛に密に覆われる 本種と異なり子嚢胞子が類円形~広楕円形で典型的には石臼形 Coniochaeta pulveracea 本種と異なり子嚢殻の剛毛が主に孔口周囲に生じるのではなく子嚢殻の壁全体を覆う 本種より子嚢が長い 本種より子嚢の柄が長い 本種より子嚢胞子が長い 本種と異なり子嚢胞子が楕円形で両端が丸い Coniochaeta subcorticalis 子嚢果のサイズが類似している 子嚢のサイズが類似している 子嚢の形状が類似している 子嚢果の剛毛の位置が類似している 子嚢果の剛毛のサイズが類似している 本種と異なり子嚢果に顕著な幅広い孔口を有するという特徴を欠く 本種より子嚢胞子の幅が狭い 本種と異なり子嚢胞子が広卵状~楕円形